車を「磨く」「洗車キズ」とは
今日は車の「磨き」「洗車傷」について書いてみたいと思います。
洗車キズとは洗車機に入れて洗車した時に付くキズだけのことを言うのではありません
洗車キズは手洗い洗車も含めてスポンジでシャンプーしたり、洗い流した後クロスで拭きあげたりすることでボディに出来る細かいキズがすべて洗車キズです
よく「車を磨きました」とか言いますが、 ワックスを掛けた、コンパウンドを使って手でゴシゴシした感じを思い浮かべるんじゃないでしょうか!
上のような「洗車キズ」をコンパウンドで手でゴシゴシしてなかなか消えるものではありません!
白い車の「水垢」(黒い縦スジ)を取るくらいなら取れますが、濃色車を手でやると下の画像のようなオーロラがいっぱい出来てしまいます!
白の車はこのオーロラが見えにくいので水垢が取れればOKって方は手でコンパウンドを使って大丈夫かと思います。
磨き屋の「磨く」は ポリッシャー、バフ、コンパウンドを最適に組み合わせて塗膜の表面に着いたキズを磨いて消す、薄くすることを「磨く」と言います。
ポリッシャー
黄色のスポンジが「バフ」、白い液剤が「コンパウンド」で研磨剤
このポリッシャーには3,4種類
バフにはざっくりいうだけで5,6種類
コンパウンドもざっくりで4,5種類
これは数ある中から自分が使ってるものの数です
ですから市場に出回ってるものはかなりの数があります。
これを車のボディの状態を見て最適な組み合わせで磨いていきます。
なので組み合わせは無数にあります
これらの機材は車関係の工場に行けばよく見かけるものです
これらを使って最大限効果を出せるかどうか 店によって、人によって大きな違いが出るところです。
その違いを分かりやすい例を挙げると
整備工場や板金塗装屋で磨いてもらっったり、塗装して綺麗になったりした後
1か月もしないうちに細かいキズがいっぱいになった方いませんか?!
渡してもらったとき綺麗になってたのに、もう洗車キズ付けてしまったのかと思ってませんか?!
磨けてなかったってことがあるかもしれないんですよ!
車を塗装した後には塗装中に着いたゴミ(ブツとも言います)を取るために同じような磨きは行います
その磨き中に確実に磨けてるかを確認せずに次の工程に進んでしまうと自分が付けた磨きキズを残して作業を終えてしまうことになります。
それじゃなぜ作業する人が気づかないか?磨いた時きれいに見えたのは何故か?!
それは
コンパウンドの油膜でワックスが掛かったような状態になってるからなんです!
一応磨いてるので多少はキズは薄くはなってるとは思いますが
磨いた直後はキズが消えてきれいに見えるんです
でも雨や熱でコンパウンドの油分が取れて来るとギラギラの「磨きキズ」がまた出て来てるんです!
そして上のような状態に! この磨いた時のギラギラの磨きキズのことを「オーロラ」と呼んだりします。
この「オーロラキズ」、「磨きキズ」は磨く過程で付いたキズです
分かりにくいかもしれませんが、磨くというのは付いてる洗車キズより細かいキズに置き換えていくことなんです
この置き換えるために「バフ」と「コンパウンド」を使います。
置き換えるキズを徐々に細かくして行って最終的に見えなくなるまで磨きます。(見えなくなるといっても人間が見えてないだけなんですけど(^^;)
なので
丁寧に磨いていかないと このようなキズが磨き残しになります。
これが店によって、人によって違いが出るところです。
これは道具の使い方を分からずに使ってるってこともあります。
あとそういうお店は道具を大事使っていない人が多いですね!
バフ見てください! コンパウンドでガビガビになってたり、バフをホコリっぽい場所に置きっぱなし
問題外です
綺麗になるわけないです(^^;
あとお外で磨いてたり、
自分でポリッシャーとか買いそろえて磨いてる方はその辺を考えてやってみるとかなり変わりますよ!
磨く前
磨いた後
黒の艶が変わります!
これは塗膜の断面図です
「鋼板」鉄があって「下塗り、中塗り」これはサビ止め、上のカラーの色着きを良くするためのものです。そしてカラー層、その上に透明の膜「クリアー層」と簡単に言うとこんな感じです。
磨くのはクリアー層に付いてる傷を磨きます。キズの中には深いキズでクリアー層の下まで達してるキズもあります、それらのキズは磨くことでキズも薄くなって目立たなくは出来ますのでそれ以上は磨きません。
必要以上磨くことは塗膜にも良くありません!
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